コラム 第10回:肌質別、おすすめのGlobal Beautyスキンケア

昔は 皮脂の量だけに着目して 脂性肌、普通肌、乾燥肌 という3分類をしていましたが、現在は 皮脂と水分量で評価し、下記の4分類の肌質分類をすることが一般的となっています。

普通肌:皮脂量は普通〜少なめ。水分量は普通〜多め。
乾燥肌:皮脂量は普通〜少なめ。水分量も普通〜少なめ。
脂性肌:皮脂量は普通〜多め。水分量も普通〜多め。
脂性乾燥肌(乾燥型脂性肌):皮脂量は普通〜多め。水分量は普通〜少なめ。



(1)肌質の見分け方 と その特徴

a.普通肌の特徴
季節変化に伴って多少油っぽくなったり、かさついたりするのは普通肌の範囲内。
皮溝や皮丘、キメがはっきりしていて、毛穴が比較的小さく目立たない。

b.乾燥肌の特徴
肌荒れを起こしやすく、かさかさして粉を吹いたようになりやすい。
皮溝が浅くてキメは乱れている。毛穴は小さく目立たない。

c.脂性肌の特徴
額と鼻筋が特に皮脂が多くテカリが目立つ。ニキや吹き出物ができやすい。
毛穴は比較的大きく、キメも粗く見える。

d.脂性乾燥肌(乾燥型脂性肌)の特徴
ニキビ・吹き出物ができやすい。かさかさした肌荒れも起こしやすい。
皮溝が浅くてキメが粗く乱れている。毛穴は比較的大きめ。


(2)肌質別、どのようなスキンケアを行えばいい?

a. 普通肌のスキンケア
最も健康な肌の状態なので、今の状態を維持できるスキンケアを。
化粧水と乳液を使った通常のスキンケアを行ってください。

b. 乾燥肌のスキンケア
お肌の油分も水分も足りていない状態なので、化粧水も乳液も多めに使用し、モイスチャーバランスを整えて。
化粧水、乳液とつけて、しばらくして肌表面ががさらっとしたら、その上からまた 化粧水と乳液を手のひらの上で混ぜたものをつけ、さらにお肌を保護します。

洗顔に使っている洗顔料や石けんが 洗浄力の強すぎるものである場合は マイルドなものに変えるとか、洗顔の方法を見直す必要があります。(泡をしっかり立ててその泡が消えないように洗えているか。こすらず洗えているか。すすぎを念入りに行っているか。)
また、落ちにくいメイクは それを落とす時にお肌に負担をかけてしまいます。
ウォータープルーフの日焼け止めやメイクは できるだけ避けましょう。

c. 脂性肌のスキンケア
最も重視すべきことは 洗顔です。
洗顔料は石けんが理想です。それもコールドプロセス製法のものではなく、けん化法あるいは中和法で作られた、純度の高い石けんがベスト。まず先に Tゾーンの油っぽい部分から先に泡を乗せていって、しっかり毛穴の汚れを押し出すように洗い、すすぎはしっかりと。その後、毛穴を引き締める収れん効果のある化粧水をたっぷりつけ、乳液で保護しますが、乳液の使用量は控えめに。
食生活で油を摂り過ぎないようにすること、ビタミンB群を特に重視して摂取することにも気をつけて。

d .脂性乾燥肌(乾燥型脂性肌)のスキンケア
洗顔については 脂性肌のケアと同じく、純度の高い石けんで油っぽい部分から先に泡を乗せて洗っていきますが、お肌の乾燥する部分は できるだけ泡が短時間しか接触しないように気をつけます。
洗顔後は 化粧水での保湿をたっぷりと。その後、乳液をお顔全体に。
化粧水はできるだけ外出先にも持っていき、お肌が乾燥するたびに上からつけて。


上記のスキンケア は Global Beautyのスキンケアをお使いになる場合を想定して書きました。

化粧水の中には お化粧の上からつけられないもののほうが多いですし(メイクが崩れる、よれる)そのような場合は外出先でつける ということはできないでしょうから、お肌の水分が足りない乾燥肌、脂性乾燥肌の方には  メイクの上からもつけられるような化粧水を1本、お持ちになることをおすすめします。

もちろん、職場や自宅など、長い時間を過ごす部屋の部屋の湿度管理も大切です。
エアコンによる冷暖房を使っている場合は お肌も乾燥しやすくなりますから、加湿器を使うなどして湿度を50%以上に保ってください。