コラム 第18回 :大気汚染、花粉、金属アレルギー、肌荒れの密接な関係

今回のコラムでは大気汚染、花粉、金属アレルギー、そしてお肌のトラブルが密接に関係している ということについて触れたいと思います。

毎年 冬になると 住宅やオフィスで石炭による集中暖房や石炭ボイラーを使用している中国は 大気汚染が深刻な状態になっています。。
さらに2月になると、花粉の飛散開始、3月以降は黄砂の飛来開始と、呼吸器疾患やアレルギーをお持ちの方には 辛い時期が続きますね。
この時期の肌トラブルは 乾燥のほかに、肌の痒みや赤み、今までお肌に合っていた化粧品が なぜか合わなくなる という方がいらっしゃるようです。 それはなぜなのでしょう。

花粉は 色々な物質を吸着しやすい性質を持っていて、大気汚染物質、車の排気ガスやたくさんの微生物を表面に不着させています。
また、スギ花粉が 車の排気ガスなどの汚染物質と くっつくと、形を変え、湿気で膨らんだりすれば、ついには「破裂」します。

そして、花粉が破裂すると、PM2.5どころか、大半が1.0μ以下にまで小さい粒子である「PM 1.0」となって
飛び散るのです。

また、黄砂も ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠等から飛んでくる途中で たくさんの大気汚染物質や金属アレルギーの元となる金属などを付着させます。
金属アレルギーの中で最も多いのが ニッケルによるアレルギーですが、そのニッケルがPM2.5や黄砂に付着しているのです。
ですから、 金属アレルギーを元々お持ちの方は 黄砂やPM2.5に気を付ける必要があります。

多くの細菌も黄砂やPM2.5、花粉に付着しています。その種類は600種類以上。

もしも 肌荒れ等で角層細胞(角質細胞)の一部がめくれあがったり粉を吹いたりしてバリア機能が低下しているところに、花粉、黄砂、PM2.5等を含む大気汚染物質、カビの胞子等の微生物が付着したら、それが肌の痒みや腫れ、赤み等のトラブルにつながる可能性も高くなります。

このようなトラブルを防ぐためには 花粉だけでなく大気汚染に対応した目の細かいフィルターの付いたマスクを外出時に着用したり、サングラスや帽子等で肌の露出をできるだけ防ぐことは もちろん有効です。

また、間違った洗顔方法とスキンケアによる肌荒れを防ぐこと、長時間肌の上に乗っているファンデーションにも 大気汚染物質が やはり吸着してしまいますので、1日1回、帰宅後は 石けんによる泡洗顔でメイクを落とすことが重要となります。

当社では メール によるスキンケアのアドバイスも行っております。
当社化粧品ブランドGlobal Beautyのユーザー様ではないお客様のお肌のお悩み相談も もちろん無料ですので、お気軽にご相談いただければ、と思います。